俳優寺島進(50)が31日、東京・新宿のバルト9で行われた映画「25」(鹿島勤監督、11月1日公開)の舞台あいさつに出席し、来年3月に第2子となる男児が生まれると明かした。

 同作は東映Vシネマ25周年記念作品。「めでたい」と祝福し「私事ですが」と切り出した。そして「来年3月に第2子の男が誕生します」と自らの「めでたい」話を報告した。会場からは驚きと祝いの拍手が沸いた。胎内の写真を確認したようで「野郎でした。ち○こありました」と下ネタを交え、笑いを誘った。

 同作は25億円を不良刑事や暴力団、殺し屋などが殺し合いをしながら奪い合う黒社会の全面抗争を描く。「まだガキには、ばか野郎ばっかりで見せられない」と苦笑い、しながらも「25年たてば、うちの野郎が見て、『お父さんちょっとかっこいいんじゃないの』と思ってくれると思う」と生まれてくる息子へ思いをはせた。

 25年後、寺島は75歳。主演の哀川翔(53)から「死んでるんじゃないの?」とツッコまれると「殺さないでよ。これから現役バリバリでやろうと思ってるわけ」と言い返しした。「仕事たくさんください」とうったえた。

 寺島は09年11月に一般女性(当時28)と結婚。10年6月に第1子の女児が誕生していた。

 この日のイベントでも子ども思いの一面を見せた。他の登壇者が発言すると「巻こう」「場面読めよ」と語気を強めて時間短縮を要求した。

 というのもイベント後、予定があった。「4歳の娘のハロウィーンパーティーだよ」と照れながら明かした。見た目はこわもてでも、中身は優しい子煩悩な父の顔をのぞかせていた。

 高岡早紀(41)小沢仁志(52)小沢和義(49)井上正大(25)らも出席した。