2日にがん性リンパ管症で死去したロック歌手忌野清志郎さん(享年58)の葬儀・告別式が9日、東京・港区の青山葬儀所で営まれる。すでに密葬を終えているが、ファンとの別れの場として設けられ、場合によっては深夜まで受け付ける態勢も検討している。

 清志郎さんの告別式は1人のファンも裏切らない形を優先することになった。午後0時からの関係者参列の本葬後、午後1時から一般弔問を受け付ける告別式が執り行われる。他界を発表した2日には、2時間を予定したが、その後に個人事務所や青山葬儀所に、ファンからの問い合わせが殺到した。関係者は「数万人の一般弔問客が来場することも考えられるため、時間を延長することになりました」と説明。公式ホームページ上では、同6時までの延長を発表しているが、葬儀所は同9時まで借りている。

 ただし、07年6月に営まれ、4万1000人が参列したZARD坂井泉水さんの告別式は午後9時20分の終了後も参列者が途絶えず、最寄り駅の東京メトロ乃木坂駅の最終電車の時間まで開けていた。青山葬儀所は「坂井さんの時のように時間を延長して、終電の午前0時ごろまで受け付ける可能性もあります」としている。

 身内だけが参列した4日の密葬と同様に、ロックンロール葬になる。清志郎さんの代表曲が流れる中、色鮮やかな祭壇への献花をささげる形式だ。「雨あがりの夜空」となった8日は、テント設営などの準備が静かに進められた。9日の東京地方の天気予報は降水確率0%の五月晴れ。葬儀委員長の個人事務所、相沢自由里社長は「清志郎らしく、明るくにぎやかに送ってやってほしいです」と話している。

 [2009年5月9日8時3分

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