俳優石田純一(55)が29日夜、都内で会見し、交際中のプロゴルファー東尾理子(33)と婚約したことを発表した。先月にギリシャでプロポーズ。すでに婚約指輪と結婚指輪を贈り、理子の母からは祝福の言葉をもらった。だが、結婚に難色を示している父の東尾修氏(59)からは「納得でなく容認していただいている」状態だという。結婚式は来春以降を予定。最後に残った関門を乗り越え、22歳差婚のカップインを目指している。

 7月18日の交際会見から73日。この日、石田が8月中旬に理子にプロポーズ、受け入れられた様子がテレビ番組で放送された。その直後、都内で会見した石田は「受けてもらえる可能性は95%ぐらいと思っていた。お互いに同じ方向を向いているから」。それまで何度も愛をささやいてきたが、結婚を正式に申し込んだのは初めて。「彼女の顔を見ているだけで僕は幸せになれる。逆もそうであってほしい」とのろけた。

 帰国後、理子の両親の元にあいさつに行った。「お母さんは『おめでとう』と言ってくれた。東尾さんは…、じっと聞いていた」。その様子を「納得とは思わないが容認していただいている」と表現した。

 石田は「自分も親だから分かる。一生懸命やっていればオヤジは分かってくれるはず」と、自分に言い聞かせた。そして西武のエースとして165死球の日本記録を残すケンカ投法を引き合いにして「まだ(東尾氏からは)ビーンボールしか来ていない。力の入った直球です」と最後のハードルの高さを説明した。

 結婚式の日程は「来年の春以降で月曜日。ワイナリーでやりたい」と具体化している。理子は「子どもは3人ぐらいほしい」と希望しているという。旧知のプロゴルファー青木功氏は「タネはあるのか」と心配しているが石田は「大丈夫です」と返事したという。

 すでに婚約指輪と結婚指輪を贈っており、「命ある限り守る。彼女がいつまでも笑顔でいられるように」と宣言。もはや後戻りはできない。7月の会見では、東尾氏のことを「認めたというより黙認」と言っていた。それが今回は「容認」にランクアップ。突破できていない関門はあるものの、恋愛遍歴を重ねた自称「愛の狩人」は、最後の難関突破を目指している。

 [2009年9月30日8時39分

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