俳優小栗旬(28)の主演舞台「時計じかけのオレンジ」が2日、東京・赤坂ACTシアターで初日の幕を開けた。スタンリー・キューブリック監督の映画でも知られる原作小説を題材に大音量のロックに乗せたパンク・オペラで、日本初上演として話題になっている。

 今回初めて本格的な歌に挑戦し、客席に披露した小栗は「お客さんが楽しんでくれたなら、それだけでもう十分です」と手応え十分。近未来のロンドンを舞台に、暴力の限りを尽くし、人格矯正プログラムの実験台にされてしまう主人公アレックスを熱演した。小栗は「なかなか不思議な舞台をみんなで作り上げていると思いますので、残りの公演も頑張ります」。東京公演は30日まで。

 [2011年1月3日7時49分

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