男性であることを公表したモデル佐藤かよ(22)が、6月23日発売の初フォトエッセー本「Re-born」(講談社)でセミヌードを披露していることが23日、分かった。小ぶりな胸を両手で包み、シーツでわずかに下半身を隠しただけの大胆ショットなどグラビア80ページにわたり、しなやかな「女性」の肢体を初公開している。

 女性ホルモンを定期的に注射する以外、顔も胸も整形手術は一切していないという。自分をさらけ出し「性を超えた“人間佐藤かよ”を見てもらいたい」と掲載に踏み切った。

 モデルとして活躍していた昨年8月、日本テレビ系「魔女たちの22時」に出演。性同一性障害であることを告白して話題になった。書き下ろしエッセーでは、15歳でホルモン注射を始めたこと、心と体のギャップに悩み自殺まで考えたことなども明かした。告白後、好奇の目で見られ非難されると思っていたが、「弱いところを見せたほうが、自分を信用して成長させてくれる」と思いを新たにした。

 佐藤は「同じ悩みを抱える人にとって前向きなメッセージになれば」と語り、「海外のショーステージに立つ」夢へ向かって、女性として生きる決意を固めた1冊でもある。