人気女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の創刊30周年を記念し、妹版「プチキャン」が3月1日に創刊されることが30日、分かった。13~18歳の中高校生をモデルに、「正統派の奇麗め彼女系」ティーン誌を目指す。創刊号は、初代ミス・ティーン・ジャパンの坂口莉果子(15)ら約20人が登場する。

 大学生~20代前半がターゲットの「CanCam」、20代半ば~30代の「AneCan」に続き、13~18歳の中高生向け「プチキャン」が誕生。3世代でCanCamの「正統派きれい系」の精神が浸透する。3誌を担当する島野智紀編集長(46)は「今の若い子は右肩上がり志向よりも現状維持で、夢がない。夢をつかむティーンのための雑誌を作りたかった」と創刊の経緯を説明。「CanCamの“正統派”の世界観は揺るがない。正統派のきれいめ彼女系です」と話した。

 創刊号では、昨年12月のミス・ティーン・ジャパンでグランプリを獲得した坂口ら20人の中高生がモデルを務める。今後はミス・ティーン・ジャパン、日本テレビ系「スター☆ドラフト会議」ともコラボし、魅力あふれるティーンモデルを発掘していく。坂口は「蛯原(友里)さんや押切(もえ)さんのように、同世代が憧れるモデルになりたい」と話した。