桐朋学園大の新垣（にいがき）隆講師（４３）が６日、都内で会見し、全聾（ろう）の人気作曲家で「現代のベートーベン」と称されていた佐村河内（さむらごうち）守氏（５０）のゴーストライターだったことを告白。１８年間「共犯者だった」と謝罪した。

　佐村河内守氏の問題を、フランス紙リベラシオンは５日、「日本のベートーベン、偽りの交響曲」と報道。代表作「交響曲第１番

　ＨＩＲＯＳＨＩＭＡ」が、人々に称賛されていたと紹介。ＮＨＫやレコード会社がいずれもだまされていたことを挙げ、「最後の『犠牲者』はフィギュアスケートの高橋大輔選手だ」とも指摘した。同氏は「バイオハザード」などのゲーム音楽を手掛けたとされる。インターネット上では「音楽業界ではみんなやっていること。恥じることはない」「自分の内面から音楽が湧き上がるなど大うそをついた。恥を知れ」同情と非難が交錯した。