女優黒木メイサ(25)が、19世紀に実在したダンサーを主人公にした舞台「VAMP(ヴァンプ)
~魔性のダンサー
ローラ・モンテス~」(8月24日~9月8日、東京・EX
THEATER
ROPPONGI)で主演することが18日、分かった。
黒木はフラメンコ、アイリッシュダンス、ラテン、タンゴなど世界中のダンスを踊る。初挑戦のジャンルがほとんどのため、7月上旬には稽古を始める予定という。黒木は「華やかな舞台の裏での闇と波乱の人生。26歳を迎える今の私にしかできないローラ・モンテスを多種多様なダンスとともに全身全霊で演じたい」とコメント。歌、ダンスに加え、宙乗りや殺陣などアクションも満載になる。
アイルランド生まれのモンテスは、美しすぎる容姿とダンスの才能を持ち、ヨーロッパ中の多くの資産家、著名人男性を渡り歩いたことで知られる。バイエルン国王から伯爵夫人の称号を受け、国政にまで影響を及ぼしたことで魔性のダンサー、悪女とも呼ばれた。
原作は「本当は恐ろしいグリム童話」で知られる作家桐生操氏で、スキャンダラスなモンテス像だけではなく、心の闇も描く。演出は岸谷五朗が務め、ほか早乙女太一、橋本さとし、中川晃教らが出演する。