“現実の巨人”こと和田アキ子(63)と、アニメ「進撃の巨人」が合体した。同アニメの公式スマホアプリ「進撃の巨人

 自由への咆哮(ほうこう)」のCM会見が20日、都内で行われ、イメージキャラクターの和田が登場した。今日21日から流れるCMでは、焼き肉店でお笑いコンビ、カラテカらの席に、仕切りの壁の上から、ヌーッと顔を出して声をかける本人役を演じた。会見でも同様に、ステージの壁の上からヌーッと顔を出して、報道陣を見渡した。同アニメの巨人が、城壁の外から顔を出す姿にそっくりで、会場の爆笑を誘った。

 女性司会者からも、しつこいくらいに「現実の巨人アッコさんは…」と言われてしまい、「現実の巨人なんて呼ばれて、もう何が正しいのか分からんようになってきた」と苦笑い。それでも、昨年大みそかのNHK紅白歌合戦で、進撃の巨人とうりふたつだと指摘されたのが、今回のきっかけ。「デカいから、こんなお仕事までいただける。1週間後からの別バージョンのCMも、全身筋肉痛になるまで撮影したから、おもしろいよ」と意気に感じていた。

 全聾(ろう)をウソと告白した佐村河内守氏の問題や、小保方晴子氏のSTAP細胞論文疑惑などが続いているが「最近は暗いニュースばかり。たまには、バカバカしいことで笑ってもらえたら」。CMでは、はしを手にしたまま、壁から顔を出しているが、素顔は食事マナーなどに厳しい性格。世間を明るくするためならと、ピエロ役も買って出た。芸能界のご意見番は、サービス精神もたっぷりだ。【瀬津真也】