生田斗真(29)がTBS系連続ドラマ「ウロボロス」(来年1月スタート)に主演することが8日、分かった。07年のフジテレビ系「花ざかりの君たちへ」以来、約8年ぶりに小栗旬(31)と連続ドラマで共演する。「月刊コミック@バンチ」で連載中のコミックのドラマ化で、幼なじみの男2人が刑事とヤクザという立場で警察内部の闇を暴いていく物語。

 生田が演じるのは、普段はさえない印象だが、実は署内で検挙率NO・1の刑事、龍崎イクオ。イクオと同じ児童養護施設で育ち、裏社会でのし上がってヤクザとなった段野竜哉を小栗が演じる。2人は周囲に知られないように協力しながら、施設時代に自分たちの面倒を見てくれた女性職員が殺された事件の真相を探っていく。

 09年に原作の連載が始まってすぐにドラマ化が企画され、2人の共演プランが浮上した。しかし2人のスケジュールがなかなか合わず、今回ようやく実現した。原作を読んでいたという生田は「もし自分がイクオをやれるならば、竜哉はこの人しかいないと思っていた小栗旬さんとの共演もかない、興奮がとまりません」。さらに「お互い数々の経験を経て、もう1度現場で再会できること、心からうれしく思います」と話す。小栗も「とても楽しみ。生田さんもいい仕事をされてきているので、現場で成長を驚きたいです」とコメントした。

 ◆ウロボロス

 原作は18巻で累計120万部を売り上げる人気作。児童養護施設で面倒を見てくれた先生が殺害された。犯人を目撃したイクオと竜哉が警察に証言したが、金時計をした警察関係者に、事件をもみ消されてしまう。それから15年が過ぎ、2人は刑事とヤクザとして、金時計の男の正体を探る。