東京都の小池百合子知事が自身のツイッターに、「立ち食いステーキ」を夕食に取っている様子を、投稿し、インターネット上で話題になっている。

 投稿は10日夜。

 「今日のシメは池袋での立ち食いステーキ」との書き出しで、「200グラムのサーロインでパワーアップです」などとつぶやき、紫色のジャケットに紙のエプロンを着けて、赤身の肉を今まさに、口へと入れようとしている写真も投稿している。

 10日夜といえば、約3000人が参加した自身の政治塾「希望の塾」の第3回講義を都内のホテルで行った後、報道陣の取材に、来年夏の東京都議選に、塾生の中から候補者を擁立する考えを初めて明らかにした後のことだ。

 都議選への「小池氏系候補」擁立は、都議選で小池氏を支援した区議7人が自民党東京都連から除名処分となり、都議会でますます対立を深める自民党に取って代わって多数派を握り、自身の基盤を強化したい狙いがある。与野党問わず、「改革勢力」との連携にも意欲を示したほどだ。

 夕食に立ち食いステーキを選んだのは、多忙な1日を終えたエネルギーチャージが目的なのか。それとも、肉を食べる様子を公開することで、「抵抗勢力」に対する戦闘態勢開始の意味が、あるのか、ないのか…。