小池百合子都知事は26日、就任後初の東京マラソンに参加し、スターターを務めた。コース終盤に橋のアップダウンが続いた以前のコースから、終盤に起伏がない新コースに変更したことで、高速レース化が図られた。狙い通りに男子ではキプサングが国内最高記録を更新。小池氏は「世界でも12番目に速い大会になった。記録に挑戦したい世界の選手に関心を持ってもらえればいい」と話した。東京駅をバックにゴールする新コースを「絵的にもすばらしい。東京にとって大きなPRになる」と話した。

 東京五輪のコースは未定だが、新コースは参考にはなりそうだ。小池氏は「警備、救護、ボランティアをしっかり確認したが、2020年はこれが1カ月続く。大変だと思いつつも、ボランティアの一体感、おもてなしの心など、積み重ねればソフト面は十分な準備ができる」と話した。