東京都の小池百合子知事は29日、千葉・幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議」のトークイベントに参加、「若者が選挙に必ず行けば、(社会は)変わる」と、若者世代の積極的な政治参加を呼び掛けた。

 「若者が夢を持つ意味について教えてほしい」と問われた小池氏は、「なぜ高齢者に対する政策が手厚くて、若い人がそうではないのか。簡単です。解決策は、若い人が選挙に必ず行けばいいんです」と述べた。昨年の参院選から、18歳選挙権が解禁されたことにもあらためて触れ「18歳以上はOKだよ。みんなが大きく動けばいいんです」と述べた。

 「ニコニコ超会議」には、多くの若者が訪れることを念頭に、「超会議で(若い人向けの)政策を決めればいい」と、アイデアも披露。「何をしてもらいたい、ではなく、文句を言っている前に、投票に行けば。それで変わる。自分で動くことだ」と、諭した。

 「1票では何も変わらないと、最初からあきらめるのではなくて。私の知事選なんて、予想外の結果。1票1票の積み重ねですから」と、最終的に約291万票の支持を得た自身の都知事選を引き合いに、1票の大切さを訴えた。

 小池氏は衆院議員時代から同イベントに参加しており、都知事として「凱旋(がいせん)」した形になった。