12日閉幕のソフトボール世界選手権(千葉)に出場したボツワナ代表チームで、日本人女性コーチが奮闘した。アフリカ南部に位置する同国に、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊で赴任している中村藍子さん(39)。今大会は未勝利に終わったが、この反省を生かし、2020年東京オリンピック(五輪)出場を目指す。

 ◆ボツワナの東京五輪への道 19年4月開催予定のアフリカ選手権で上位2チームに入ると、欧州6チーム、アフリカ2チームによる五輪予選に進む。そこで優勝すれば、東京五輪の出場権を得る。ボツワナの世界ランクは33位。アフリカ選手権も、同29位のウガンダ、同35位の南アフリカ、同36位のケニアがいて、簡単ではない。今回の世界選手権アフリカ予選では、ウガンダとケニアが「渡航費が払えない」として不参加だった。