れいわ新選組の山本太郎代表は1日、国会内で会見し、今後の他の野党との連携について「今の政権を交代させるために、野党で手を組んでいくのは当たり前だ」と述べ、積極的な姿勢を示した。

「政権を取る」と公言する山本氏だが、「私たちが単独で政権後退できるなら単独でやるが、そんなに甘くはない。いつまでも(参院選で訴えたれいわの政策)『消費税廃止』を叫ぶ、万年野党になるつもりはない」とも述べ、消費税率5%を“最低条件”とする旗印にして、連携を模索する意向を示した。

参院選で躍進し、「旬の政党」になったれいわに対しては、立憲民主党や国民民主党、共産党などの野党が、連携への意欲を示し、ラブコールを送っている。

会見は、この日初登院した舩後靖彦氏(61)、木村英子氏(54)とともに行った。2人を比例の特定枠に入れて当選させ、自身は約99万票を取りながら落選したが「私は党職員の1人として、これまでと違う角度から世の中を見ることができる」と述べ、2人を「先生」と呼んで、出迎えた。

選挙戦では主要メディアにほとんど取り上げられなかったが、この日は、取材がヒートアップ。山本氏は、そのことに関する質問を受けると「(選挙中に)こんな報道の盛り上がりがあれば、他のメンバーも当選できていたかもしれない」とチクリと述べつつ「でも、今取り上げてもらえるのはありがたい」と話した。