菅義偉首相が、情報収集の場として重視してきた会食の自粛に追い込まれている。

首相就任後も、ホテルでの朝食など会食を続けていたが、新型コロナウイルス感染拡大のさなか昨年末、東京・銀座での「高級ステーキ会食」が大問題に。緊急事態宣言の再発令で会食再開のめども立たない。一部で、会食自粛は首相のストレス増加につながるとの声もあるが、国民は会食自粛を迫られており「首相だけが会食しないと話ができないのか」(政界関係者)と、冷静な指摘もある。

コロナ対策のまずさで各社世論調査で内閣支持率が急落し、疲労の色も隠せない首相。首相動静によると16日、医療関係者との面会などの後に官邸近くのホテルを訪れたが、毎月恒例の散髪だった。