こんにちは。今週は、先週ドバイで行われたドバイワールドカップデーについてお話をしたいと思います。

まず、UAEダービーに出走したフォーエバーヤングが見事勝利を収め、幸先の良いスタートが切れました。サウジアラビアからドバイと遠征のサポートをさせて頂いていたので、矢作チームで毎年ドバイを勝たせて頂ける事に、オーナーや矢作厩舎に感謝しかありません。また、昨年に続き2年連続でドバイからケンタッキーへ挑戦できる事は非常に光栄です。

そして、その後も日本から素晴らしい馬たちが出走しましたが、皆様もご存じの残念な結果となりました。ドバイでは、日本馬が毎年のように素晴らしい活躍をしていましたが、今年は1勝のみと寂しい結果になりました。個人的な感想としては、芝とダートコースの馬場状態の違いが大きいのではないかと感じます。特に、馬場の硬さがより去年より硬く感じられ、日本馬にとって有利なのではないかと感じましたが、全てのレースの全体時計を去年と比較しても、今年は2秒ほど遅いレースが多い事は、硬くて重い馬場だった事が考えられます。なぜそうなったのかの理由はわかりませんが、3月中にドバイで記録的な雨を記録するなど天候が不安定だった事も関係したのかもしれません。今年の経験を生かして、来年はドバイで再び日本旋風を起こして欲しいと思います。

また、今年のドバイワールドカップとゴールデンシャヒーンで日本馬の勝利を阻んだタイグ・オシェア騎手が、4月の終わりから2カ月日本で短期免許を取得する予定です。今回の活躍を日本のファンの皆様の前でお見せ出来たらうれしいです。ぜひ応援をお願いします。

最後に今週のムーちゃんは、まず水曜日にセラフィックコールと川崎記念に挑戦します。そして週末は、阪神競馬場で騎乗予定です。今週も応援のほどよろしくお願いします。

(レースホースコーディネーター)

UAEダービーを勝利したフォーエバーヤング(撮影・桑原幹久)
UAEダービーを勝利したフォーエバーヤング(撮影・桑原幹久)
UAEダービーを勝利したフォーエバーヤング陣営は表彰台に立った。左端は藤田オーナー=(撮影・桑原幹久)
UAEダービーを勝利したフォーエバーヤング陣営は表彰台に立った。左端は藤田オーナー=(撮影・桑原幹久)