ヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナー(48)が、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す西武菊池雄星投手(27)を獲得ターゲットにしていることを明らかにした。複数のニューヨーク・メディアが14日伝えたところによると、オーナー会議のためアトランタを訪れている同オーナーが菊池の名前にはっきり言及。「球団のスカウト会議で彼のビデオを見た。その選手について、我々球団内で話をした」と明かしたという。菊池はまだポスティングされていないため、通常なら言及を避ける場合が多いが、ニューヨーク・ポスト紙が「オーナーが暴露した」と伝えるなど、自ら積極的に菊池の話題を出した模様だ。

前日の13日にキャッシュマンGMが、FA投手全員と接触すると話していた通り、同オーナーも「スカウト会議では何十人ものFA選手について話し合った」という。さらに「我々は常に、世界のその地域(日本)に注意を向けている。あそこからは信じられないほど優れた選手が来ているからね。今年もそれは変わらない」と、日本選手を称賛。複数の報道によると、ヤンキースはFAかトレードで先発投手をあと2人、補強予定という。