楽天松井裕樹投手(23)が2日、キャンプインから2日連続のブルペン入りで守護神返り咲きへアピールした。

例年休養に充てる日が多かった12月も休まずキャッチボールを続け「(状態は)一番いいと思う。コントロールできる範囲が広い」と効果を実感。同じく抑え候補に挙がる新外国人アラン・ブセニッツ投手(28=ツインズ)も初めてブルペン入りするなど競争が激化する中、平石監督が「松井は投げるバランス、ボールとも非常にいい」と評価していたことを伝え聞くと「本当ですか? ヨシ!」と笑顔でうなずいた。

昨季は開幕戦の9回に追いつかれ、シーズンを通して自身もチームも苦しみ抜いた。くしくも、今季開幕もビジターのロッテ戦という同一カードに決まっている。「やり返すいい機会だと思っている。日程が出てから、自分が抑えを勝ち取らないと、という思いは強くなった」。9回を締めくくるマウンドは、誰にも譲らない。