中日ソイロ・アルモンテ外野手(30)に対し、球団が来季の育成契約を打診していることが11日、分かった。

球団関係者が「(育成契約を)打診していて、返事を待っている状況」と明かした。アルモンテは故障などで、今季は49試合出場止まり。右足太ももや股関節の故障で来季開幕1軍入りは難しい状況から、球団は育成からのスタートを打診している。

来季の球団方針は「故障などで開幕から1軍戦力になれない選手は、1度育成契約にする」というもので、助っ人外国人にも適用する方向。アルモンテは7月から8月にかけ、15試合連続安打などで存在感を見せた。だが8月13日阪神戦で右足ふとももを痛め、出場選手登録を抹消された。その後、股関節の故障も判明し、手術を受けることも検討している。

故障が治り、1軍戦力になると判断すれば球団は支配下登録に戻す予定だが、アルモンテ側は難色。「条件を受けてもらえないと、契約は難しい」と球団関係者は話す。巨人に移籍したゲレーロに代わる主軸候補として18年に来日し、1年目の昨季は132試合で15本塁打、77打点、リーグ5位の打率3割2分1厘の成績を残したアルモンテ。育成契約を受け入れなければ、チームを去る可能性も出てきた。