<セCSファイナルステージ:巨人1-4阪神>◇第1戦◇15日◇東京ドーム

 阪神の先発藤浪晋太郎投手(20)が熱投を見せた。初回から3番坂本に対して自己最速タイの157キロをマークするなど、エンジン全開。

 圧巻は3点リードで迎えた7回無死満塁のピンチだった。代打セペダを一ゴロに打ち取り、ホームゲッツーを成立させ2死二、三塁。続く代打井端を一飛に抑えてピンチを切り抜けると「よっしゃー!」と雄たけびを上げた。7回を阿部のソロ本塁打のみで切り抜け、6安打1失点で勝利投手に。大舞台で先発の役割を果たした。