三浦雄大(31=宮城)にとって取手は特別な思い出があるバンクだ。16年6月に自身S級唯一の勝利を挙げた舞台。

 「よく覚えていますよ。補充だったんですが、須永(優太)君が逃げてくれて追い込みました。残せなかったのは申し訳なかったけど、うれしかったです」と昨日のことのように振り返った。近況はいまひとつの成績が続いていたが、前場所から導入した新車の感触が上々。

 「あと少しセッティングを調整すれば何とかなりそう」と目を輝かせる。今開催は弟の大輝もチャレンジ戦で参戦しており、予選8Rは「自力でいいところを見せたいね」と燃えていた。