パリ五輪（オリンピック）出場を目指すU－23（23歳以下）日本代表が、U－23UAE代表を下して2連勝とし、1次リーグ突破を決めた。

初戦の中国戦に続いて右サイドバック（SB）で先発したDF関根大輝（21＝柏レイソル）は、攻守で存在感を示した。

前半13分にはMF佐藤恵允（22＝ブレーメン）からのパスを受け、ミドルシュート。これはわずかにゴール左に外れたが、強烈な一撃はインパクト十分だった。その後もMF山田楓喜（22＝東京ヴェルディ）とのコンビでチャンスを作った関根は「スカウティングの段階で自分のところが空くと話があった。相手ウイングのポジションを見て、自分がどこに立ったら嫌かっていうのを常に考えてプレーできた。いい形で崩しにいけたので良かった」と狙い通りの攻撃に胸を張った。

守備でも安定したパフォーマンスで貢献した右SBは、今後に向けて「アジアの戦いは本当に難しい。1戦目と足の伸び方も違ってきた。1試合1試合相手を見ながら、順応しながら、どんどん高いレベルに持っていけたらいい」と意欲を見せた。