第2戦が行われ、MF長谷部誠が所属するフランクフルトが1-0でニュルンベルクを下し、2戦合計2-1で1部残留を決めた。

 後半21分、MFガシノビッチが左サイドを突破してペナルティーエリア内から折り返し、FWフェロビッチが押し込み先制。この1点を守りきった。

 長谷部はボランチでフル出場。ボールタッチ数98回、パス成功数も74回とともに両チーム断トツのトップをマークし攻守で勝利に貢献。試合後は、倒れ込むニュルンベルクの選手1人1人に声をかけて回った。

 長谷部は「結果としてチームが残ったので良かった。個人的には我慢して少しずつ圧力かけ、そして後ろは絶対集中して相手に点を許さないことを考えてやった。(古巣との対戦となり)試合が終わった今は少し感傷的。2年前このチームが降格したときに関わっていた一選手として、心の底から本当に喜ぶという感覚が沸いてこない」と複雑な心境を語った。今季で契約が切れることについては「いや、それはもうこれから(考えていくん)じゃないですかね」とした。

 コバチ監督は「なんとか任務を達成することができて非常にうれしく思っている。確かにこの2試合我々のほうが良いチームだったと思うが、ビッグチャンスを作り出すことはできなかった。ニュルンベルクも、とても力のあるチームだった。来シーズンの彼らに幸福があることを願っている。入れ替え戦というものは、できればTVで見ていたいものだ。我々にかかるプレッシャーは本当に耐え抜くのが難しいくらいのものだったからね」と話した。