東京ドームWBC韓国戦に雅子さまスマイル
皇太子ご夫妻が5日、東京ドームで行われたWBC1次リーグの日本−韓国戦を観戦された。ご夫妻での野球観戦は00年3月に東京ドームで行われた米大リーグ開幕戦メッツ−カブス戦以来、6年ぶり。雅子さま(42)にとっては、03年12月に静養に入られて以来初の大規模なスポーツイベント観戦となったが、スタンド全体からわき起こった拍手と歓声に皇太子さま(46)とともに笑顔でこたえた。
4万人を超える観衆とともに、病気療養中の雅子さまがWBCを観戦された。試合開始前、皇太子さまに続いて貴賓席に姿を見せた雅子さまは、薄いクリーム色のタートルネックセーターに、チェックのジャケット姿。バックスクリーンの大型画面にその様子が映し出されると、スタンドから大歓声がわき起こり、雅子さまは皇太子さまと2人、会釈して着席した。
ご夫妻が、野球を観戦するのは、00年3月の東京ドームでの米大リーグ開幕戦以来。試合前にはイチローと約5分間、言葉を交わし、貴賓席では、巨人の渡辺恒雄会長(79)堀内恒夫前巨人監督(58)の解説に耳を傾けた。雅子さまの体調に配慮し、5回終了で東京ドームを後にしたが、2回にソフトバンク川崎のソロ本塁打で日本が追加点を挙げた場面では盛んに拍手を送るなど、約2時間にわたって堪能した。渡辺会長によると「殿下は野球に詳しかった。妃殿下は天井が何でできているのか、当たったらどうなるのかなどと質問されていた。楽しんでおられたようだ」という。
初台関谷神経科クリニックの関谷透院長は「顔色も良く、非常に明るい表情で、症状はだいぶ快方に向かわれているようにうかがえた」と分析した。関谷院長は「適応障害の症状が悪ければ、4万人もの観客の前に出ることはできない。報道陣も多く待っている中に出て行くのは非常に大きなストレスだったはず」と指摘。「それでも明るい表情で、歓声にこたえられ、楽しまれたご様子だった。今の世界情勢の中、韓国戦に皇族として出席されることは、国際的にも重要な意味を持つ公務。雅子さまご自身にとっても、大きな意味を持つ」と話した。
雅子さまの体調をめぐっては昨年12月に東宮職医師団が「ストレスと感じる環境」を改善するよう求める異例の見解を発表。医師団は、雅子さまの外務省時代の経験を生かしたライフワークになるような活動の検討を求めていた。
[2006/3/6/07:48 紙面から]
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