清水主力組、愛媛に2−4
清水はJ2愛媛FCとの練習試合で、主力組が2−4で敗れた。新人FW矢島卓郎(21)が2得点を挙げたことだけが収穫。長谷川健太監督(40)は試合後、精彩を欠いた選手たちを突き放した。
公式戦で負けたような光景だった。うつむきながら汗をふく選手たち。長谷川監督は腕組みしながら考えにふけった。「ダウン(に行くように)」とだけ言うとベンチに腰を下ろした。「いつもキャンプ中は言わないから」。2本目終了後、長谷川監督はそう説明したが、選手の受け止め方は違った。
「あえて言わない狙いもあったように感じます。『自分たちで感じろよ』ってことだと思う」。DF山西主将は同監督の思惑をこう推測した上で、「体がきついのを承知で試合を組んだのだから。僕も含めて、体が重いなりにやらなきゃいけない」と自戒を込めて振り返った。
試合開始から清水は精彩を欠いた。積極的な相手に、若いDF陣は浮足立ってオウンゴールを2つ献上。こぼれ球は拾えず、後手に回った。疲労もあっただろうが、J2に昇格したての相手に合わせて戦ってしまった。勝敗ではなく、このことに長谷川監督はいら立っていたに違いない。
選手たちも気付いている。「変にいなそうとしすぎたかもしれない。気持ちをしっかり持たないと」(DF斉藤)。「相手より先に仕掛けないと。みんな、ちょっと緩い気持ちが出たのかな。まだまだ甘い」(DF山西)。攻めの気持ちを持ち続けなければ、目標の5位以内は達成できない。監督と選手が同じ答えに行き着いた。「やられてよかったと思います」(長谷川監督)。真価が問われるのは、シーズン本番が始まってからだ。【浜本卓也】
[2006/2/11/10:00 紙面から]
写真=力強いドリブルで突破するFW矢島
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