「五輪に価値なし」山本流ゲキ!
アテネのメダルに価値はない! 日本五輪代表の山本昌邦監督(46)が28日、日活が都内で開いたアテネ五輪公式映像作品発売記者発表会にゲストとして出席。「アテネではもちろんメダルを狙うが、それ自体に価値はない」と選手の次の目標に、あらためて06年W杯ドイツ大会を掲げた。
3月の五輪アジア最終予選最終戦(対UAE)の直前ミーティングで「(国立の)ピッチにアテネ行きのチケットが落ちている」と、名ゼリフをはいた山本監督。読書の際に気に入った文章、言葉があると「ネタ帳」に書き留め、状況に応じて選手に披露してきた。五輪代表候補に常々「アテネ(五輪)経由でドイツ(W杯)を目指せ」と話してきたが、「通過点」を強烈に意識させるのがこの日の「メダル自体に価値がない」という発言だ。
五輪出場権を勝ち取ること、そして五輪のメンバーへ生き残ること、さらに五輪でメダルを獲得することと、常に新たな目標を持たせることで選手が成長している実感がある。「競争しながら良くなっている。意識、意欲の高さが今後の日本サッカーにとって財産になる」。五輪で対戦するイタリアに「できるだけ強いチームで来てほしい」と願うのも、W杯を意識したものだ。「1日1日、厳しい道を乗り越え、強くなることを望んでいる」。山本監督は選手に、志を高くアテネへ臨むことを求めた。
[2004/6/29/07:25 紙面から]
|