世界7位で今大会第4シードの錦織圭(26=日清食品)が、同5位で第3シードのラファエル・ナダル(30=スペイン)を6-2、6-7、6-3で下し、銅メダルを獲得した。

 20年アントワープ大会の男子シングルスで熊谷一弥、同ダブルスで熊谷、柏尾誠一郎組が銀メダルを獲得して以来、日本勢96年ぶりの表彰台だ。


男子テニスシングルス 3位決定戦でラファエル・ナダルを破り、表彰式で銅メダルを掲げる錦織圭(撮影・PIKO)
男子テニスシングルス 3位決定戦でラファエル・ナダルを破り、表彰式で銅メダルを掲げる錦織圭(撮影・PIKO)

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錦織6-2
6-7
6-3
ナダル


男子テニスシングルス3位決定戦 銅メダルを獲得した錦織は日の丸を掲げる(撮影・松本俊)
男子テニスシングルス3位決定戦 銅メダルを獲得した錦織は日の丸を掲げる(撮影・松本俊)


第3セット


   101112
錦 織       6
ナダル          3

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

<第9ゲーム>6-3 ナダルがフォアのダウンザラインを決め0-15。ナダルがセカンドサーブをたたくが、リターンがアウトし15-15。錦織のファーストサーブをナダルが返せず30-15。ワイドへのサービスエースで錦織がダブルのマッチポイント。ボディーサーブをナダルが返せず、錦織が銅メダルを獲得!

<第8ゲーム>5-3 30-0から錦織がリターンエース。さらにバックのクロスがウイナーとなり30-30。錦織のバックがネットにかかり40-30。最後は錦織のリターンがアウトしナダルがキープ

<第7ゲーム>5-2 錦織がドロップショットをミスし15-15。錦織に力みか、フォアをアウトし15-30。ドロップショットを錦織が走り込んで拾い、フォアのウイナーで30-30と巻き返し、最後はバックのダウンザラインを鮮やかに決めて錦織がキープし、メダル王手

<第6ゲーム>4-2 ナダルが観客席へ向かって怒鳴り声をあげるが、冷静さを取り戻しラブゲームでナダルがキープ

<第5ゲーム>4-1 30-30からボディーサーブで40-30。ワイドへのサービスエースで錦織がキープ

<第4ゲーム>3-1 長いラリーを錦織が競り勝ち0-15と先行。ナダルのドロップショットを錦織が拾い0-30。再びナダルがドロップショット。これも錦織が追いつくがわずかにアウト。ナダルのバックがネットにかかり錦織にダブルのブレークチャンス。ナダルのリターンがネットにかかり錦織がブレーク

<第3ゲーム>2-1 プレー中に観客が移動しナダルがいら立つ様子を見せる。錦織が見事なドロップショットを決めて30-0。40-0からサービスエースをワイドに決め錦織がラブゲームでキープ

<第2ゲーム>1-1 ナダルのミスで15-30と錦織が先行も、ナダルがフォアのウイナーで40-30。錦織のバックはコードボールとなり、これがアウトしてナダルがキープ

<第1ゲーム>1-0 トイレットブレークの後、再開。ナダルがコートに立つが、錦織は遅れている。やる気満々だったナダルはいったんベンチに座る。かなり遅れて戻った錦織にスタンドからブーイング。錦織のサーブで再開。ナダルがファーストポイントも、錦織がフォア、バックの連続ウイナーで巻き返す。最後はナダルのフレームショットで錦織がキープ

テニス男子シングルス3位決定戦 錦織はナダルからポイントを奪ってガッツポーズ(撮影・松本俊)
テニス男子シングルス3位決定戦 錦織はナダルからポイントを奪ってガッツポーズ(撮影・松本俊)

第2セット


   101112
錦 織      
ナダル      

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

<タイブレーク>6-7 ナダルが3つのミニブレークを決め圧倒。ナダルが第2セットを取り、最終セットへ持ち込んだ

<第12ゲーム>6-6 錦織が緩急を使い主導権を握る。サービスエースで決め、錦織がラブゲームキープ。タイブレークに

<第11ゲーム>5-6 長いラリーが増えてきた。30-30から錦織のバックハンドが決まりブレークポイント。ここをナダルがしのぎジュースに。4度のアドバンテージを錦織がしのいだが、最後はドロップショットが惜しくもネットにかかりナダルがキープ

<第10ゲーム>5-5 0-30から、ナダルが連続ミスで30-30に。しかし30-40からダブルフォルトでナダルがブレークし、追いつく

<第9ゲーム>5-4 15-30から錦織がリターンエース。プレッシャーをかけたが、サービスエースで決めナダルがキープ

<第8ゲーム>5-3 メダルのかかる緊張感からか、錦織はサーブが定まらず0-30と先行を許す。30-30からダブルフォールトでナダルにブレークポイント。ジュースにもつれ、2度目のブレークポイントで長いラリーとなり錦織がミスショット。ナダルがブレークを返す

<第7ゲーム>5-2 錦織は強気のリターンでポイントを重ね、15-40とブレークポイント。30-40からバックハンドショットが鮮やかに決まり、錦織がブレーク

<第6ゲーム>4-2 15-15から、錦織の代名詞「エアケイ」が決まる。最後はサービスエースで決め錦織がキープ

<第5ゲーム>3-2 ナダルがラブゲームでキープ

<第4ゲーム>3-1 15-30と一時はナダルに先行されたが、果敢に左右に揺さぶり錦織がキープ

<第3ゲーム>2-1 錦織の素早い展開、揺さぶりにナダルが追いつけない。15-40から、錦織のフォアハンドショットが豪快に決まる。錦織がこのセットも先にブレーク

<第2ゲーム>1-1 0-0からナダルの曲芸的な背面ボレーが決まる。ジュースまでもつれ、1度はナダルにブレークポイントを与えたが凌ぐ。錦織が踏ん張りキープ

<第1ゲーム>0-1 ナダルのサーブから。ナダルのミスショットが目立ち、ジュースにもつれ込む。2度目のアドバンテージでサービスエースを決め、ナダルがなんとかキープ

テニス男子シングルス3位決定戦 試合中、ほえる錦織(撮影・PIKO)
テニス男子シングルス3位決定戦 試合中、ほえる錦織(撮影・PIKO)

第1セット


   
錦 織  
ナダル      

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

<第8ゲーム>6-2 40-30からサービスエースが決まり錦織がキープ。第1セットを先取した

<第7ゲーム>5-2 錦織がリターンエースなどで15-40と先行。ナダルもなんとかジュースに持ち込んだが、3度目のブレークポイントで錦織のドロップショットが決まった。錦織がブレーク

<第6ゲーム>4-2 40-15からサービスエースで決め錦織がキープ

<第5ゲーム>3-2 長いラリーからのミスショットなどで、0-40と錦織が先行。15-40からロブショットが決まり錦織が先にブレーク

<第4ゲーム>2-2 錦織が危なげなくキープ

<第3ゲーム>1-2 錦織が0-30と先行。4度ジュースにもつれる混戦となったが、最後は錦織のミスショットでナダルがキープ

<第2ゲーム>1-1 錦織の最初のサーブゲーム。サーブの調子は悪くない。積極的に攻めたナダルのショットが惜しくも外れるなど、錦織がキープ

<第1ゲーム>0-1 ナダルのサーブから。サーブの調子はまずまずだが、落ち着いた試合運びでナダルが危なげなくキープ

テニス男子シングルス3位決定戦 錦織は懸命にボールを追う(撮影・松本俊)
テニス男子シングルス3位決定戦 錦織は懸命にボールを追う(撮影・松本俊)

錦織と五輪

 08年北京、12年ロンドンに続き3大会連続出場。北京出場時は世界124位。世界ランキングでは本戦入りできなかったが、期待の若手として推薦選手に選ばれた。1回戦で34位のシュットラー(ドイツ)と対戦し敗退した。ロンドンでは17位として、初めて世界ランキングでの本戦入り。第15シードがついた。会場はウィンブルドンで、芝は決して得意なコートではなかった。それでも3回戦で同5位のフェレール(スペイン)を破って8強入り。5位入賞を果たした。