これぞ地元大エースの走りだ! 池田浩二(42=愛知)が俊敏に差して、1月からつG1以来、通算78度目の優勝を決めた。

優勝戦は、進入から6枠谷川祐一が攻めたが、池田が抵抗して2コースを死守。スリットでもトップスタートの谷川を止めて、イン山本隆幸の内を差し切った。「(気温が高かった)昨日を踏まえて、ペラをたたいた。ペラの回転が上がって、ターンもスムーズになった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

昨年12月若松、2月津とG1で切った2本のフライングが重くのしかかった。「スタートが行けず劣勢で、1Mでの展開も不利だった」と心境を語った。会心の優勝に、ゴール直前には自然と右手でガッツポーズ。表彰式終了後にも「しゃあ!」と雄たけびを上げた。

この後は90日のフライング休みに入る。「フライングをして苦しめられたし、スタートを控えても勝てるようになりたいのが目標ですね」と目を光らせた。復帰後、さらにメンタルが強くなるであろうニュー池田浩二に乞うご期待!