ヤマセイ杯2日目の18日、岸和田競輪場ステージで、熊本地震被災地支援を目的とした「幻の逸品」チャリティーオークションが開催された。日本名輪会から山本清治さん、松本勝明さん、中井光雄さんが出席し、それぞれのお宝を出品した。中でも、山本さん所蔵の「大阪中央競輪場 開設四周年記念 六大都市選抜全A級争覇競輪」優勝カップは1953年の刻印がある銀製の逸品で、ファンに高額で落とされた。山本さんはカップについて、「当時は10車建てレースだった。大阪に500人選手がいたが、その中で選ばれた選手が他の都市の選手と競走して優勝できた。その頃は心技体そろっていた」と懐かしそうに振り返った。

 チャリティーオークションには井上茂徳さんらもフレームを提供した。