特選は岩本純(33=岡山)が外を強襲して幸先よく1着スタートを飾った。

 取りあえずホッとした岩本だったが、「勝負は明日」と気を引き締める。ここ2場所、準決が壁になり、前検日から「今回は決勝進出を目指して」と控えめな目標を掲げていた。準決9Rのメンバーを見た岩本は「ここが決勝のつもりで走ります」と神妙な顔つきだった。その岩本とタッグを組む高嶋一朗は岩本のダッシュに「離れんようにせんとな」と自らにカツを入れた後、「付いていけるように走らんとこらえんぞ!」とジョーク交じりにプレッシャーをかけていた。