吉本卓仁が起死回生のまくり追い込みで日刊スポーツ杯・決勝に滑り込んだ。

 打鐘で箱田優樹に突っ張られて最終ホームは9番手。だが、態勢を立て直した3角からグイグイまくり上げて3着に食い込んだ。「組み立てが下手すぎでしょ」と、反省しきりだったが「悪いころに比べれば」と復調への手応えも口にした。決勝で連係する磯田旭も、最終バック8番手の絶体絶命の展開をイン強襲で3着にまで伸びてきた。

 決勝は吉本―磯田の「崖っぷちライン」が、崖っぷちの財布も? 救ってくれそうだ。