稲垣裕之(37=京都)が初日特選で後続をぶっちぎる2角まくりで圧勝した。

 上がりタイムの11秒2も初日の1番時計だった。まるで別世界の強さだ。高松宮記念後は、武田豊樹や平原康多らとトップスピードの持続時間の差を痛感して猛トレーニングを積んできた。その成果も出たようだ。「周りの動きもよく見えたし、調子はいいと思います」と手応えも上々だ。準決11Rは、もちろん連勝で決勝進出に照準を置く。