【大野義孝・オレに任せろ】

 2日目も湿走路で争われた。連勝は荒尾聡、竹谷隆、加賀谷建明、丹村飛竜、金山周平、穴見和正の6人。3日目は5~12Rで準々決勝が行われる。各レースの1着8人と、それを除く3日間の平均得点上位24人が準決勝に進出する。「オレに任せろ」の大野義孝は12Rで絶対王者・高橋貢を本命に推す。巧みなさばきを発揮して追い上げる。

 ◆12R

 SG最多20回の優勝を誇る高橋のさばきが魅力だ。今大会は全国ファン投票2位で出場。12年のスーパースター以来のSG優勝を狙う。昨年は優出16回、優勝5回(G11回、G22回)と年間を通し安定した成績を残した。今年は1月船橋G2さざんかCで優勝。現在の全国ランクは第2位まで戻っている。

 飯塚は思い出深いバンクだ。97年オールスターでSG初制覇を果たし、12年SGグランプリで前人未到のSG19冠目を奪取。4人目のグランドスラムを達成している。その勢いのまま同年スーパースターで前人未到のSG20冠を決め、7度目の賞金王に輝いた。

 今大会は2日目まで湿走路で行われた。初日12Rの選抜予選はS6番手から追い上げ、最終周1角で先行する佐藤摩弥をまくって快勝。2日目6Rは、最後方から鋭く追い上げ、最終周4角で鐘ケ江将平を抜いて2着を奪取した。「(レースの)内容としては悪くなかったね」と話した。

 前走の山陽G1平成チャンピオンCの前検に新品クランクを投入しており、「セットはやり尽くした」と話す。「(3日目は)車をかけながらいつも通りの調整で」とマイペースの構えだ。

 対抗は久門の速攻戦。丹村、佐藤、角南も要注意。(8)=(5)から(2)(7)(6)。