準決10Rは近藤寛央が3着を死守し、辛くも決勝行きを決めた。

 準決10Rは同門の大矢崇弘が先制。だが、真後ろ3番手を橋本祐司に奪われる苦しい展開に。最後は鹿内と、外を踏んだ斉藤健人の強襲を浴びた。「大矢を残してあげたかったけど、車間も切れなくて…。自分から売れていたので申し訳ない」と頭を下げていた。初日の落車で特に右ひざを痛めたそうで「やはり、切れとか反応は良くないですけど、走る以上は」と前を向いた。「日当をすんなり駆けさせたら…。ひと晩考えます」。手負いの近藤が、東北勢撃破の秘策を練る。