加瀬加奈子(36=新潟)が逃げて連勝を飾り、順当に決勝進出した。最終ホーム手前で一気にカマして主導権を取った。後方で土屋珠里、中嶋里美(再乗)、高松美代子が落車し無人の場内に大きな音が響いたが、加瀬がそのまま押し切った。

 「(落車は)未来のガールズケイリンにあこがれる女性や子供たちに良くない。風を切って真っすぐ走る。そして、人の後ろでなくても優勝できるんだと頑張りたい」と訴えかけた。自身、落車で選手生命を脅かされる大けがを負っただけに重いひと言だ。決勝も「男前」先行を見せつける。