日刊スポーツ新聞社制定「第３０回競輪年間三賞」が決定した。ＭＶＰの殊勲賞はＫＥＩＲＩＮグランプリ（ＧＰ）と名古屋日本選手権を制した村上義弘（４２＝京都）が受賞。敢闘賞は競輪祭を制してＧＰ権利を獲得した平原康多（３４＝埼玉）、技能賞は寛仁親王牌で悲願のＧ１初制覇を遂げた稲垣裕之（３９＝京都）、ガールズ最優秀選手賞はガールズグランプリを制した梶田舞（２９＝栃木）が受賞した。表彰式は２月２３日に東京・品川プリンスホテルで行われる。

　ガールズ最優秀選手賞には梶田舞が選ばれた。２年前、岸和田ガールズＧＰを制しても手に出来なかった賞だ。２回目の優勝でようやく実力を認めさせた。梶田は「伝統ある賞をいただけてうれしい」と素直に喜びを表した。ガールズの頂点に立っても日々の課題は変わらない。「もっと強くなりたいという思いは同じ」とさらなる進化を追求する。今年初戦の大垣も危なげなく完全Ｖと順調だ。年頭に掲げたテーマは「年末に平塚（ガールズＧＰ）で勝つこと」ときっぱり。自分しかできないＧＰ連覇を目指して梶田が突き進む。

　◆梶田舞（かじた・まい）１９８７年（昭６２）１月２６日、東京・台東区生まれ。日体大卒。１０４期生（ガールズ２期）として１３年５月京王閣でデビュー。１４、１６年ガールズグランプリ優勝。１５７センチ、５７キロ。血液型Ｏ。