-07年5月デビューで、選手生活10年を迎えます

 桐生 今が一番いい時期だと思う。いろんなことをレースで体験できたり覚えたり。それこそ大きい舞台で走れたり、いろんな経験は人一倍していると思ってます。それは強みだと思う。これから潤っていければいいですね。男は30(歳)からということで!

 -「エース」という呼び名はどう感じますか

 桐生 最初はすごく気にしましたけど、周りが評価してくれるので、そう言われるのは光栄。結果を残さないといけないけれど、やることをやれば結果は付いてくると思います。

 -初日DR1号艇です

 桐生 戸田の記念のドリームは3大会連続で逃げられてないので、結果は欲しいところです。でも気負わず、普段通りにいきます。

 -超抜44号機は

 桐生 引きたいですね。でも、ほかにもあるんですよ(笑い)。山崎義明さんが乗った13号機もいいし、関道さんの25号機もすごくいいと思う。1回でいいから素性がいいのを引いてみたい。でもエンジンのせいにしたくない自分がいる。どういうのでも自分が操るしかない。

 -地元周年へ向けての意気込みを聞かせてください

 桐生 取れればいいかなと思います。そんなに気負ってはいないです。チャンスが来たらしっかりですね。ファンも見てくれていますし、みなさんの期待に応えられるよう頑張ります。

 ※注1 平和島36号機 驚異の伸び、圧倒的パワーで、ボートレースファンの記憶に残っている秀逸エンジン。02年のSGクラシックで東京支部の野沢大二が引き、4コースまくりでSG初優勝を飾り、今も「伝説の36号機」として語られている。

 ◆桐生順平(きりゅう・じゅんぺい)1986年(昭61)10月7日、福島県古殿町生まれ。登録番号はオール4並びの「4444」。100期生として07年5月戸田でデビュー。6走目で初勝利。11年8月戸田では4号艇で初優勝。14年9月戸田ヤングダービー(4号艇)VなどG1優勝4回。SGは昨年3月のクラシックで初優勝。通算優勝26回。「スピードスター」と評される抜群のターン力が持ち味。同期は平高奈菜、鎌倉涼ら。160センチ、51キロ。血液型AB。