日本競輪学校(滝沢正光校長)の111期生(男子61人)、112期生(女子17人)卒業記念レース(卒記)初日が22日、静岡競輪場で開催された。今日23日に男女の卒記王者が決定する。

 在校2位の山崎賢人(24=長崎)が連勝で準決進出を決めた。中学1年から日大卒業まで10年間バレーボール一筋だったが、13年のKEIRINグランプリ(GP)を観戦して「自分もどこまでできるのか挑戦したい」と転向を決意した。予選1回戦はまくりで上がり11秒8の1番時計をたたき出し、2回戦もまくりで快勝。在校1位の奥村諭志(23=岡山)が病気欠場となり、在校順位は最高位だ。「競走訓練で課題のスピードもついた。九州で頼りにされる先行選手になる」。完全Vへ加速する。