予選9Rは、3場所連続の完全VでS級特昇がかかる野口裕史(35=千葉)が逃げ切った。

 発走直前のアクシデントにも動じなかった。発走機にセットした自転車にまたがると前輪がパンク。「パンクなんて初めてでびっくり。発走やり直しの前にファンに礼をして、いつもと違う緊張がした。力を出し切れるとか、連勝への緊張が消えた」と話した。デビュー当時は不慣れな短走路を苦手としたが、今では「コーナーの下りでスピードを乗せられる。千葉の長走路よりも走りやすい」と得意にする。S級へ残り2勝。準決10Rも豪快に踏み込む。