ディープインパクト初の海外レース・凱旋門賞特集
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世界制覇の鍵は「展開」/世界一への助走
<ディープインパクト 世界一への助走(13)>
ディープインパクト世界制覇の鍵は「展開」が握っているといえそうです。最大のライバルとみられるハリケーンラン陣営が、今年はペースメーカーを立ててきませんでした。昨年は複数の先行馬が引っ張る緩みのない流れを後方から追走し、直線一気に差し切りましたが、あえてペースメーカーを用意しなかった裏には、インパクトの存在があると聞きます。
ある程度、速い流れになれば、折り合いに不安のあるインパクトにとっても有利に働きます。最近のハリケーンランは、今年の初戦となったタタソールズGCを逃げ切ってから、前前での競馬を続けており、今回も積極策で日本最強馬の末脚を封じ込もうという狙いでしょう。ファロン騎手のポジション取りが注目されます。
レースを引っ張るのはアイリッシュウェルズになりそうですが、スローペースは明らかです。武豊騎手とインパクトは、いかに折り合いをつけるか。この一点にかかってきます。
30日の英ブックメーカーのオッズでは、ついに1番人気になりました。パリは週半ばから曇りと晴れが交互に訪れる穏やかな気候続き。例年のこの時期より暖かく感じます。凱旋門賞を30時間後に控えた土曜午前も雨の気配はなく、ロンシャン競馬場の馬場状態はペネトロメーターという硬度測定器による計測で、硬めの3・1。当日も「曇り」の予報で雨の心配はなし。硬めの馬場が続けば、3強の適性は(1)ディープインパクト(2)ハリケーンラン(3)シロッコの順。伏兵として名の挙がるレイルリンクは晴雨兼用ですが、プライドはひと雨欲しいクチ。このあたりもインパクト人気を後押ししているのかも知れません。
「展開」と「3カ月ぶりの実戦」を克服すれば、夢が現実になるでしょう。(ターフライター・奥野庸介)(おわり)
[2006年10月1日11時56分 紙面から]
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