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ディープインパクト初の海外レース・凱旋門賞特集

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地元ファーブル師の作戦勝ち/凱旋門賞

<記者の目>

 ディープインパクトは研究され尽くしていた。「ファーブル軍団」の術中にはまった。シロッコ、ハリケーンラン、レイルリンクの3頭を出走させたファーブル師は、インパクトの存在を強く意識。今回はあえてペースメーカーを配置しなかった。遅い流れで地力勝負に持ち込み、日本最強馬の「切れ」を封じる作戦。これにやられた。

 良馬場で2分31秒台の決着。いくら8頭の少頭数とはいえ、スローペースでは馬群が密集する。包まれて脚を余すことを考慮し、早めに外へ出さざるを得なかった。ポジションが落ち着いたときには、すでに1000メートルを過ぎていた。折り合っているように見えても外に壁がないことで、力をためこむことが難しい。ほんのわずかなロスが致命傷になった。

 池江泰郎師は「位置取りなどはユタカくんと話し合って決めたい」と前日に話した。先行させたのは陣営が綿密に練った作戦で、責められるものではない。だが、最高のパフォーマンスを見せた日本ダービーのように、後方から一気に突き抜ける“ディープインパクトスタイル”を見たかった気もする。【高橋悟史】

[2006年10月3日7時57分 紙面から]

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