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<第22回>山田07年頂点!初MVP

<2007年12月25日付紙面>

 山田真弘(35=船橋)が1周目先頭の圧勝で、07年オートレース界の頂点に立った。日本選手権に次ぐ今年SG2勝目で、優勝賞金3220万円を獲得するとともに、初のMVP受賞も確実にした。魔法のタイヤと日本一のスタートで、来年も山田がオート界を引っ張る。

 日本一のスタート巧者といえども、最大の難関はスタートだった。1歩間違えば、煙を吐いて前輪を浮かせてしまうことがあるからだ。「いつも通りの気持ちで行きました」という山田は好スタートを切ると、有吉に次いで2番目に最初のコーナーを回った。

 1周目3コーナーでインから有吉をさばいて、早くも先頭。「早い段階で差をつけておきたかった」という山田は魔法のタイヤでエンジン全開、一気にスピードに乗った。有吉を抜いた高橋、荒尾が2、3番手に上がり、さらに2番手に上がった荒尾が追撃を開始した時には、はるか前方の安全圏を走っていた。「後続車がやりあっているうちに」という思惑通りのレースだった。

 3コーナーにある大型ビジョンを3回見た。8周目に見た3回目で後続車がいないことを確認し、勝利を確信した。デビュー11年目の05年にオートレースGPでSGを初制覇。今年は「一番取りたい」と言っていた日本選手権を優勝。勢いに乗って、SS王座決定戦でSG連続制覇を決めた。「うれしい。でも(期待が大きい故のプレッシャーもあったため)正直ホットしています」とかすれ声で語った。

 声が出にくいのは極端な減量のためだ。SGを取る前は70キロあった体重が今は52キロ。体重が軽い有利さもあるが、「それだけやったんだという気持ちも大きい」と山田。レース開催中は夜の1食だけ。決定戦の前は夕飯も抜いた。「ご飯が食べたい。おかずは何でもいい」と笑いを誘った。「ナノ・111」の車名となった1月11日生まれの二女・菜乃華(なのは)ちゃん(2)に勝利を報告、クリスマスの食卓を囲む。【横山保雄】

 ◆山田真弘(やまだ・まさひろ) 1972年(昭和47年)8月15日、東京生まれ。95年に24期生としてデビュー。SG優勝はオートレースGP(05年)、日本選手権、SS王座決定戦(ともに07年)。G1はオート祭(07年)。趣味はオートバイ(1500ccハーレー1台、モトクロス3台など)。165センチ、52キロ。血液型B。

★荒尾聡(2着)エンジンは完調だったし、タイヤもOKだった。人間の差。
★高橋貢(3着)車の出来には満足している。ただタイヤが限界にきていた。
★浦田信輔(4着)エンジンは良かったが、後半になってタイヤが滑ってきた。
★田中茂(5着)スタートは遅れたがエンジンは良かった。タイヤが滑った。
★中村雅人(6着)軽い感じで中盤からドドドも。来年はさらに上を目指す。
★有吉辰也(7着)全力でスタートを行ったが、ドドドがひどくて駄目だった。
★伊藤信夫(8着)スタートで遅れてしまったのが響いた。何もできなかった。



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