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08年頂上決戦は実力者と新興勢の対決

 今年のトレンドは実力者の復活と新興勢力の台頭だ。高橋貢(37=伊勢崎)が全日本選抜で4年ぶり14度目のSG勝ち、06年にSG3連覇した田中茂(32=飯塚)が日本選手権で完全復活した。25期の有吉辰也(32=飯塚)と永井大介(31=船橋)がSG初V。08年の頂上決戦は、実力者の意地と新興勢力のパワーに注目だ。

王者高橋貢に田中茂が挑む

 2月浜松の全日本選抜で3年2カ月ぶりにSGを制し、11連勝を飾るなど、強い王者復活をアピールした高橋貢の中心は動かない。高橋は地元の森且行とともに16選手のうち2人だけ、川口の一般開催(19~23日)に出場する。SS王座の予選開始は中3日。これは、本番を前にして大きなアドバンテージだ。同じコースで十分過ぎるほど試行錯誤して練習できる。エンジンのセッティングやタイヤなど丹念に整備し、きっちり仕上げてくる。信頼感を増しつつある新車ミトゥナについては「今が限界なのか、もっと上があるのか、いろいろ整備を探っていく」と現状に満足しない探求心が王者の原動力だ。優勝戦進出を妨げる不安材料は見当たらない。

 逆転候補の筆頭は田中茂だ。11月山陽の日本選手権が圧巻だった。2周1角で先頭に立つと、独走態勢に持ち込んで完勝。7人抜きを演じた準決と優勝戦で試走3秒25の破格のタイムを計時。破壊力十分のパワフルな走りを披露した。SG3連覇した06年の勢いを取り戻し、2度目のSS王座どりを視野に入れた。

 「SGに一番近い男」といわれた永井大介が今年、SG優出15回目となる9月伊勢崎のオートレースGPで悲願の初優勝。ほかにもG2・2勝とデビュー12年目でブレークした。卓越した技術に自信が後押しする永井から目が離せない。

 12月飯塚でG2を勝ち、いい流れで臨む森且行が怖い。SG初Vの有吉辰也、永井大介と同じ25期。地元のビッグタイトル制覇に燃えている。ほかでは、グランドスラム達成に挑む浦田信輔が争覇圏内に入る。



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