アソート皐月賞見据え態勢万全/弥生賞
皐月賞トライアルの弥生賞(G2、芝2000メートル、9日=中山、3着まで優先出走権)に2戦2勝で挑むフサイチアソート(牡3、岩戸)が5日、最終追い切りできっちり仕上がった。冬場の充電でリフレッシュ。先週の中山記念を制して波に乗る横山典弘騎手(40)も、クラシックに向けて大きな期待をかけた。
もうフサイチアソートに速い時計は必要なかった。横山典が騎乗してポリトラックで行われた3頭併せは、馬なりで5ハロン67秒8-12秒5。中サンエンタティナー(古馬500万)外マイネルレッチーノ(3歳未勝利)の最内に潜り込んで併入した。1月25日に帰厩してから、既に10本近い追い切りを消化。昨年11月の東京スポーツ杯2歳Sを快勝して以来だが、腹回りはすっきりとして全体的に引き締まり、まったく太め感がない。「順調なのが何より。ここはステップで本番はこの後だが、動ける態勢にある」と、ジョッキーは仕上がりの良さを強調した。
東スポ杯後間もなくクラシックまでのコンビ継続が決定したように、横山典は1戦で高い素質を感知した。馬群を苦にしないし、緩い馬場にも対応。前走で下したスマイルジャックやゴスホークケン、タケミカヅチ、ベンチャーナインがその後続々重賞で好走したことは、選択の正しさを証明した。岩戸師との話し合いでターゲットが皐月賞に定められ、朝日杯FSをパス。皐月賞に直結しないマイルや、既に2戦経験した府中をやり過ごし、弥生賞から本番に向かうローテーションが練られた。
ライバルが冬場にしのぎを削る間に休養で力を蓄えた効果で、精神的にもフレッシュな状態で始動戦に臨める。「まだ2戦しかしていないから、馬の気持ちと合わせてリズム良く乗りたい。特に注文はないね。相手関係どうこうではなく、この馬の競馬をさせたい」。初の右回りに初距離と越えるべき壁は決して低くないが、無傷で突破するようなら、混迷するクラシック戦線から大きく抜け出す。【岡山俊明】
[2008年3月6日8時17分 紙面から]
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