クオリア鋭伸でダービー切符/京都新聞杯
<京都新聞杯>◇10日=京都◇G2◇芝2200メートル◇3歳◇出走16頭
単勝2番人気のメイショウクオリア(牡3、栗東・西橋)が雨中の決戦を制した。道中は中団に待機し、馬群を割って伸び快勝。1着賞金を加算し、6月1日東京のダービー(G1、芝2400メートル)出走を確実にした。あん上の岩田康誠騎手(34)は天皇賞(春)に続く2週連続、西橋豊治師(58)は99年桜花賞プリモディーネ以来9年ぶりの重賞制覇となった。
メイショウクオリアが馬群から一気に抜け出した。初コンビだった岩田騎手のステッキに素早く反応。水分を含んだ馬場をものともせずに脚を伸ばすと、内のロードアリエス、マイネルローゼンを抑えた。賞金を加算し、大一番への切符を獲得。岩田は「すごく乗りやすい馬。ひるまずに馬群を割ってきた。どんなレースもできそうだし、反応も良くて、長くいい脚を使える」と素質を絶賛した。
デビュー前から評判は高かった。新馬勝ち直後に、ラジオNIKKEI杯2歳Sで3着。しかし、その後はソエやフレグモーネに泣かされた。西橋助手は前日9日に「ようやくすべてがかみ合ってきた」と、能力全開へと近づきつつある担当馬に目を細めていた。
管理する西橋師は、初めてダービーへ愛馬を送り込む。「本当に良くなるのは秋かな、と思っていた。しぶとかった。ダービー? 初めてだからね」。もちろん、本番へも十分な期待を持って送り出せる。混戦のクラシックにまた1頭、楽しみな馬が名乗りを上げた。【伊嶋健一郎】
[2008年5月11日8時28分 紙面から]
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