ダイバー横典で3連勝だ/ラジオNIKKEI賞
<ラジオNIKKEI賞:追い切り>
秋をにらむ3歳馬が集まるラジオNIKKEI賞(G3、芝1800メートル、6日=福島)の追い切りが2日、東西の両トレセンで行われた。デビュー2連勝中のダイバーシティ(牡、小西)は軽めのメニューながら、ウッドコースで好調をアピール。スポット参戦で駆けつける横山典弘騎手(40)も期待を寄せる馬だ。賞金900万組は17頭中10頭が出走可能。抽選を突破すれば、有力なV候補となる。
無傷の3連勝を狙うダイバーシティに速い時計は必要なかった。ウッドでの3頭併せでは先導するタグハンター(3歳未勝利)を大きく追走した。ペースが遅かった前半は口を割って行きたがったが、直線の脚色は余裕十分。ホワイトヴェール(古馬500万)が真ん中に入り、一番外から楽な手応えで3頭併入した。5ハロン68秒9、上がり3ハロン38秒9-12秒8と時計は遅いが、それはここ2戦と同じ。「そんなに速い時計はいらないタイプ。動き自体は良かった」と、小西師は予定通りを強調した。
昨年の函館でデビュー予定だったが、入厩前に牧場で疝痛(せんつう)に襲われ、手術を余儀なくされた。デビュー時期は大幅に遅れたが、秘めた素質が曇ることはなかった。「この前の脚はなかなか使えるものではない。重賞でも期待は高まる」。想像以上の末脚を発揮しての連勝を受けて小西師も力が入る。
前走の勝ちっぷりから、ここへの参戦を進言した横山典騎手の感触も上々だ。「初戦は1頭だけ馬っぷりが抜けていた。(1度位置が下がって突き抜けた)前走の走りも普通の馬じゃ無理だろう。あっさり突き抜けるかは分からないが、重賞でもチャンスは大きい」と函館から思いを寄せる。夏は北海道を主戦場としている横山典が夏の福島に参戦するのは、05年7月3日にコンラッドでラジオたんぱ賞を制して以来。86年のデビュー以降まだ2度目という珍しさだ。3年ぶりのピンポイント参戦はそれだけダイバーへの評価が高い証し。名手の頭には3連勝のイメージが浮かんでいるに違いない。【高木一成】
[2008年7月3日8時44分 紙面から]
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