格上ココナッツ体調上昇で復活/福島11R
<岡山俊明のこの一手:阿武隈S>
夏の福島競馬も後半戦に突入。先週の雨で芝のコンディションは微妙。馬場状態も頭に入れて馬券検討に入りたい。5日目のメーンは阿武隈S。岡山俊明「この一手」は、最強の1勝馬ココナッツパンチを狙う。休養明け2戦(8、10着)の惨敗は、体調面に問題があった。ひと息入れて立て直し、ようやくいいころの出来に近づいた。準オープンでは力が違う。馬場のいい外から一気差しを決める。
福島を象徴する「阿武隈」が冠されたレースは毎年行われていたかのように錯覚していたが、実は00年を最後に施行されていなかった。今年8年ぶりに復活。ココナッツパンチが復活する舞台にふさわしい。
骨折による長期休養から戦列に戻って以降、一向にさえない競馬が続いた。日経賞8着、メトロポリタンS10着。いずれも持ち前の爆発的な末脚が鳴りをひそめ、見せ場のないまま沈んでいる。原因ははっきりしている。ひと言で言えば疲労残り。決して終わってはいない。「血が濃くなり過ぎていた。いろいろ治療して、先週あたりから良くなってきた。100点とはいかないが、九分以上の出来にある」と大久保洋師。けいこに乗っている吉田豊騎手も「やっと硬さが取れてきた」と復調を認める。体調が上がってきた今回は、本来のパフォーマンスが拝めるに違いない。
キャリア1戦で臨んだ弥生賞がアドマイヤオーラの首差2着。皐月賞9着の後、ダービーは賞金不足で出られなかったが、古馬に挑んだ目黒記念はポップロックを猛追して首差2着。トレーナーが強気のローテーションを組んだのはG1級の能力を確信していたからにほかならないし、実際にその器だと思う。それが1600万下で走るのだから、格が違い過ぎる。最強の1勝馬。コース適性も展開も関係ない。状態さえ戻っていれば、負ける相手ではない。馬単(16)=(2)、(16)=(12)、(16)(11)、(16)(5)、(16)(6)、(16)(9)、(16)(10)。
[2008年7月5日8時47分 紙面から]
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