トレイル短距離戦で新境地開く/函館SS
<松末守司の万券王子:函館SS>
重賞2勝の実力馬キングストレイルが、短距離路線で新境地を切り開く。
3歳時に2200メートルのセントライト記念を制覇。昨秋は1600メートルの京成杯AHを勝つなど、活躍の場はマイル~中距離だった。しかし、京成杯AHを最後に勝利から遠ざかっていることで、矛先を変えてきた。前走の京王杯SCでは抜群の手応えで4角を回って先頭に立ちながら5着だったように、集中力に欠ける面がある。道中気を抜かせないで走れる6ハロン戦が吉と出る可能性は大きい。
昨年のスプリンターズSでは4着とはいえ、0秒2差と適性を示した。5日朝、函館競馬場で調整を見守った藤沢和師は「この距離も十分対応できる」と見通しを口にした。このレースでは過去、タイキトレジャーで3年連続連対(00年1着、01、02年2着)、05年にはマイル戦を中心に使っていたボールドブライアンを1走前から1200メートル戦に替え、このレースで2着に入っている。名トレーナーの計算に狂いはない。
状態も安定している。調教を担当する青木騎手は「角馬場からじっくりやってきた。反応が良かったし万全」と手応えを話した。
タイキトレジャーはいとこにあたる血統。叔母のハッピーパスが札幌日刊スポーツ杯を優勝しており、キングストレイルも血統的に洋芝への適性は高いとみる。ホワイト騎手は04年に函館に滞在し、アンブロワーズで函館2歳Sを制するなど12勝を挙げた優勝請負人だ。3つ目の重賞制覇で、スプリント戦線の主役候補に名乗りを上げる。馬単(8)=(4)、(8)=(6)、(8)(10)、(8)(1)、(8)(2)、(8)(3)、(8)(15)。
◆函館10R キャンディーストアを推す。前走で出遅れて6着に敗れたが着差は0秒6差とわずかだった。テン乗りだった前走から松岡騎手に替わるのはプラスだ。馬単(11)=(5)、(11)=(12)、(11)(1)、(11)(2)、(11)(4)、(11)(6)、(11)(13)。
◆函館12R スパニッシュソウルの前走(0秒5差7着)は外枠で前に壁がつくれず、脚をためられなかったもの。内枠を引いた今回は狙い目十分だ。馬単(4)=(12)、(4)=(8)、(4)(6)、(4)(2)、(4)(10)、(4)(13)、(4)(15)。
[2008年7月6日6時57分 紙面から]
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