内田テン乗り重賞6勝/ラジオNIKKEI賞
<ラジオNIKKEI賞>◇6日=福島◇G3◇芝1800メートル◇3歳◇出走16頭
今年も軽ハンデ馬に軍配が上がった。53キロレオマイスター(牡、古賀慎)が先に抜け出した57キロノットアローンを競り落とし、重賞初制覇。抽選突破の運を生かした。内田博幸騎手(37)は先週の宝塚記念に続き、テン乗りで穴馬を勝利に導いた。
レース直前、雷雲が上空を覆い、競馬場周辺を数度の落雷が襲った。不穏な雰囲気の中、雨のカーテンを切り裂いて伸びてきたのは210万円の廉価で買われたレオマイスターだった。
内田の判断がさえた。1コーナーは中団後方で回ったが、向正面でペースが12秒台に緩んだところで前に進出。3コーナーでは先行集団に取りつき、ノットアローンを2馬身差の射程にとらえた。この動きが結果的に奏功。直線で先に抜け出したノットアローンに相手を絞り、外から襲いかかった。こうなれば53キロ対57キロの4キロ差が生きてくる。きっちり首差、競り落とした。「ペースが淡々としていたから」と早めに動いた理由を説明。宝塚記念の勢いを福島に持ち込んだ。同レースでも初騎乗馬エイシンデピュティに勝利をもたらしており、これで中央重賞8勝中6勝がテン乗り。「4コーナーを回っても手応え十分。馬が反応してくれた」と相棒を褒めた。
あらゆる幸運が勝ち馬に味方した。まずは17分の10の抽選突破。当初、内田が乗る予定だったニシノエモーションが除外されたためにコンビが実現した。さらに、ゲート難を緩和する後入れの偶数枠。ひいらぎ賞で下したタケショウオージよりも3キロ軽い重量も恵まれた。
レオマイスターは休養に入り、秋に備える。ソングオブウインド(06年2着→菊花賞1着)やロックドゥカンブ(07年1着→菊花賞3着)と違って中距離タイプだけに、3000メートルは避ける可能性が高い。【岡山俊明】
[2008年7月7日8時32分 紙面から]
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